生田神社での結婚式が行われている間、披露宴会場である生田神社会館では披露宴の受付の準備が行われていました。今回は沢山の人達が披露宴に来られるので受付される友人たちも事前のチェックに時間をかけて準備に余念がありません。にこやかながらも、どこか真剣な雰囲気が伝わってきました。
そして、その裏側では親族の皆さんが集まっての親族紹介が行われていました。結婚式での親族紹介といえば、初めて顔を合わす人達も多く、どこかよそよそしく緊張した感じになりがちだと思われる人が多いですが、ここは関西です。両家のお父さんによる親族紹介だったのですが、もちろん、ちゃんとした紹介があります。でも時折、漫才のツッコミとボケのような一言が紹介の言葉の間に挟まる事もよくあり、爆笑してはいけないと必死で笑いをこらえながらの親族紹介になることは、決して関西では珍しくはありません。
それに今回の結婚式、披露宴では私の強力なライバルが現れました。新郎さんのお父さんなのですが愛用のカメラはニコンのDfです!はい、私がメインで使っているカメラよりもはるかに高級でハイソでセレブな高貴な方々が愛用されているカメラです。肉体労働者の私には手の届かないカメラを指をくわえて横目で見ながら、お互いに相手を意識する撮影を楽しんでおりました(^_^;)
そんな新郎さんのお父さんとの楽しいカメラ談義を挟みながらの2カメ撮影を楽しんでいるうちに披露宴の開始時間となります。今回は各テーブールに小さな酒樽が置かれているので、二人がテーブルを回りながらの鏡開きがあります。これも今回の撮影の楽しみの1つです。というのは最近の披露宴で多くなってきた傾向として、挨拶も少ないめ、イベントも少ないめ、歌や演奏といった余興や出し物が何もない感じの披露宴が多いです。今回もそんな感じの披露宴で、とにかくみなさんでゆっくりお喋りしたい、交流したい、ゆっくりと楽しむ時間を持ちたい。そのため披露宴の最初は和装なので各テーブルを回って鏡開きをしながらゲストの皆さんと楽しんだ後、一緒に写真を撮って回ります。そしてお色直しでドレスに着替えた後、再度、各テーブルを回って一緒に写真を撮りながら楽しむ披露宴です。
その前に、まずは大きな樽を割っての鏡開きです。これを合図に披露宴が始まりますが、先にも書いたようにイベントらしきものは何もないです。メインのイベントは何かといえば、ゲストのみんさんと一緒に飲んで食べて喋って楽しむ事何ですね♪なので私も楽しそうに過ごされているみなさんの表情をたくさん撮影する事ができました。結婚式が終わった後の写真での後悔でよく聞くのが、自分たちばかり写っていて、両親やゲストの人たちの自然な表情、どんな様子だったのかわかるような写真が無いって事です。私も新郎さん、新婦さんのアップの写真ばかりを撮るのはなんか違うと思っているので、こういったスタイルの披露宴が撮っていてもとても楽しいです。